iPad ProのeSIMとは?結論からお伝えします
「iPad ProのeSIMって何?」「自分のモデルは対応しているの?」と気になっている方に向けて、まず結論からお伝えします。2024年5月にAppleが発表した新型のiPad ProとiPad Air
のWi-Fi + Cellularモデルは、日本版を含めてSIMスロットが廃止され、eSIMオンリーになりました。つまり、物理SIMカードを挿す場所がなく、モバイル通信を使うにはeSIMの契約が必須ということです。
eSIMとは「embedded SIM」の略で、端末に内蔵された書き換え可能なSIMのことです。従来のプラスチック製SIMカードを差し込む必要がなく、オンラインで通信プランをダウンロードして使えます。この記事では、iPad ProのeSIMについて、対応モデル・設定方法・メリットとデメリット・注意点を、初心者の方にもわかるように整理していきます。
iPad ProのeSIM対応状況|2024年モデルからeSIMオンリーへ
iPadのセルラーモデルは、2024年モデルから日本版を含めてすべてeSIMオンリーになりました。これはiPad ProだけでなくiPad Air
にも当てはまります。それ以前のモデルについては、物理SIMスロットとeSIMの両方に対応している世代もあります。
なお、iPhoneの場合は米国版がiPhone 14からeSIMオンリーになっていますが、日本版はまだ物理SIMスロットが残っています。一方、iPadのセルラーモデルは2024年モデルから日本版もeSIMのみとなっている点が大きな違いです。中国本土版は例外とされているため、並行輸入品などを検討する際は注意してください。
自分のiPad ProがeSIMに対応しているか確認するには、「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」または「モバイル通信」を開き、eSIMの項目があるかを見るのが確実です。対応機種の一覧はAppleの公式サポートページでも確認できます。
iPad ProでeSIMを使うメリット
eSIMには、物理SIMカードにはないメリットがいくつかあります。ここでは代表的なものを紹介します。
メリット1:通信プランの移行や利用開始が早い
物理SIMカードの場合、申し込み後に郵送を待ち、届いたカードを差し込むという手間が発生します。eSIMならオンラインで手続きが完結し、QRコードを読み取るなどしてすぐに利用を開始できます。急ぎで通信を確保したいときや、旅行先で現地のプランを使いたいときに便利です。
メリット2:複数のデータ通信プランを保存できる
eSIMは複数のプロファイルを端末に保存できます。たとえば、普段使う国内キャリアのプランと、海外旅行用のデータプランを切り替えて使うといった運用が可能です。iPad Proを仕事とプライベートで使い分けたい人にも向いています。
メリット3:物理SIMよりセキュアとされる
eSIMは端末に内蔵されているため、物理SIMカードのように抜き取られて悪用されるリスクが低いと考えられています。紛失や盗難の際の安全性という観点でも、eSIMはメリットがあるとされています。
メリット4:本体の薄型化・省スペース化に貢献
SIMスロットをなくすことで、本体内部のスペースを他の部品に充てられます。iPad Proのような薄型モデルでは、こうした設計上のメリットも大きいと言えます。
iPad ProでeSIMを使うデメリットと注意点
便利なeSIMにも、知っておきたいデメリットや注意点があります。契約前にしっかり確認しておきましょう。
デメリット1:物理SIMカードが使えない
2024年モデルのiPad ProはSIMスロットがないため、物理SIMカードは使えません。すでに物理SIMで契約しているプランをそのまま差し替えて使う、という方法が取れない点は理解しておく必要があります。
デメリット2:機種変更時のプラン移行がやや複雑な場合がある
eSIMのプランを新しい端末に移す際、キャリアやプランによって手順が異なります。実際に、古いiPad Proから新しいiPad Air
へモバイル通信プランを転送しようとしたらうまくいかなかった、という声も見られます。移行手順は事前にキャリアの案内を確認しておくと安心です。
デメリット3:対応キャリア・プランを選ぶ必要がある
eSIMに対応していないキャリアやプランもあります。また、iPad Proで使う場合、データ通信専用のプランなのか、音声通話も含むプランなのかによって選び方が変わります。自分の使い方に合ったプランを選びましょう。
注意点:未開封でも契約状況によっては売却時に確認が必要
eSIMのiPad Proを未開封のまま売却したい、という相談も見られます。キャリア契約が絡んでいる場合は、契約状況や端末の状態によって扱いが変わる可能性があるため、売却前にキャリアや買取業者に確認することをおすすめします。
iPad ProのeSIM設定方法|基本的な流れ
eSIMの設定は、大きく分けて次の流れで進めます。
- eSIMに対応した通信プランを申し込む
- キャリアから届くQRコードやアクティベーションコードを用意する
- iPad Pro
の「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」または「モバイル通信」からeSIMを追加する
- QRコードを読み取るか、コードを入力してプロファイルをダウンロードする
- 必要に応じて回線のラベルやデフォルト回線を設定する
設定後は、実際にモバイル通信がつながるか確認しましょう。うまくいかない場合は、一度再起動したり、キャリアのサポートに問い合わせたりすると解決することがあります。Appleの公式サポートでも、iPad Proを含むiPadでのeSIM設定手順が案内されています。
iPad ProのeSIMはどんな人におすすめ?
eSIMが向いているのは、次のような使い方をしたい人です。
- 海外旅行や出張で、現地のデータプランを手軽に使いたい
- 国内用と海外用など、複数の通信プランを切り替えて使いたい
- できるだけ早く通信を開始したい
- 物理SIMの抜き差しの手間を減らしたい
一方で、物理SIMしか対応していない格安プランを使いたい人や、機種変更のたびに手続きをシンプルに済ませたい人は、eSIMのデメリットも踏まえて検討するとよいでしょう。iPad Proは高性能なタブレットなので、外出先での作業や動画視聴が多い人ほど、eSIMの恩恵を感じやすいはずです。
iPad ProのeSIMに関するよくある質問
iPadでeSIMが使えるのは第何世代からですか?
iPadのセルラーモデルは、2024年モデルから日本版を含めてeSIMオンリーになりました。それ以前の世代でもeSIMに対応しているモデルはありますが、物理SIMスロットの有無は世代によって異なります。
iPad ProはeSIMのみですか?
2024年5月に発表された新型のiPad ProのWi-Fi + Cellularモデルは、日本版もeSIMのみで、物理SIMカードには対応していません。
iPadのeSIMのデメリットは?
物理SIMカードが使えないこと、機種変更時のプラン移行が複雑な場合があること、対応キャリアやプランを選ぶ必要があることなどが挙げられます。
iPadがeSIM対応か確認する方法は?
「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」または「モバイル通信」を開き、eSIMの項目があるか確認する方法があります。対応機種の一覧はAppleの公式サポートページでも確認できます。
まとめ|iPad ProのeSIMは2024年モデル以降の必須知識
ここまで、iPad ProのeSIMについて、対応状況・メリット・デメリット・設定方法・おすすめの使い方を解説してきました。ポイントを振り返ると、2024年モデルのiPad ProとiPad Air
は日本版もeSIMオンリーになり、物理SIMカードは使えません。eSIMはオンラインで手続きが完結し、複数のプランを保存でき、セキュリティ面でもメリットがあるとされています。
一方で、物理SIMが使えないことや、機種変更時の移行がやや複雑な場合があることには注意が必要です。これからiPad Proのセルラーモデルを購入する人は、eSIM対応のキャリアやプランを事前に確認しておくとスムーズです。自分の使い方に合った通信プランを選んで、快適なモバイルライフを楽しんでください。

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