新しいiPadへのデータ移行は「クイックスタート」が最短ルート
新しいiPadを手に入れたとき、最初に気になるのが「今使っているiPadやiPhoneのデータをどうやって移すか」ですよね。結論から言うと、iPad同士・iPhoneからiPadへの移行なら、Apple純正の「クイックスタート」を使うのがもっとも簡単で確実です。これは新しいiPadの電源を入れた直後に、近くにある古い端末からデータをワイヤレスで転送できる仕組みで、ケーブルやパソコンを用意する必要がありません。
ただし、移行元がAndroid端末だったり、パソコンにバックアップしてあったりする場合は手順が変わります。この記事では、移行元別の具体的な手順、つまずきやすいポイント、事前にやっておくべき準備をまとめて解説します。読み終わるころには、自分に合った移行方法を選んで、そのまま作業を始められるはずです。
移行前に必ずやっておきたい準備
データ移行は「準備8割」と言っていいくらい、事前の確認がトラブル防止のカギになります。新しいiPadの箱を開ける前に、次のことをチェックしておきましょう。
古い端末のバックアップを取る
移行作業そのものが失敗しても、元データが残っていればやり直せます。iCloudバックアップか、パソコン(MacまたはWindows)のiTunes/Finderでのバックアップ、どちらかは必ず取っておきましょう。iCloudの無料容量は5GBなので、写真が多い人は一時的にiCloudストレージプランを追加するか、パソコンでのバックアップがおすすめです。
Wi-Fiと電源を用意する
クイックスタートもiCloud復元も、安定したWi-Fi環境が必須です。両方の端末を充電器につないだ状態で作業すると、途中でバッテリーが切れる心配がありません。転送中は数十GBのデータが動くこともあるので、時間に余裕を持って取りかかりましょう。
Apple IDとパスワードを確認する
移行の途中でApple IDのパスワード入力を求められます。パスワードを忘れているとそこで作業が止まってしまうので、事前にログインできるか確認しておきましょう。二ファクタ認証を設定している場合は、信頼できる端末や電話番号にワンタイムコードが届く状態にしておいてください。
iPadからiPadへ移行する手順(クイックスタート)
ここからは、いちばん多い「古いiPadから新しいiPadへ」の移行手順です。新しいiPadの電源を入れ、画面に「こんにちは」と表示された状態から始めます。
- 新しいiPadを古いiPadの近くに置き、古いiPadの画面に表示される「新しいiPadを設定」をタップします。
- 新しいiPadに表示される模様を、古いiPadのカメラで読み取ります。
- 新しいiPadでWi-Fiを選択し、Apple IDでサインインします。
- 「iPadを転送」を選び、データ転送が始まるのを待ちます。
転送中は両方の端末を動かさず、画面の指示に従ってください。アプリの数や写真の量によっては30分から数時間かかることがあります。なお、Anker USB-C & USB-C ケーブルのような充電ケーブルを両端末に用意しておくと、転送中の給電が安定します。
クイックスタートがうまくいかないときの対処
古いiPadが古すぎる場合や、Bluetoothの調子が悪い場合はクイックスタートが使えないことがあります。その場合は、いったん「iPadを転送」を選ばずにセットアップを進め、あとからiCloudバックアップで復元する方法に切り替えましょう。また、Apple Lightning – USB 3 カメラアダプタのようなアダプタを使えば、有線でのデータ移行ができるケースもあります。
iPhoneからiPadへ移行する場合
iPhoneからiPadへ移す場合も、基本的な流れはクイックスタートと同じです。iPhoneを新しいiPadの近くに置き、「新しいiPadを設定」をタップして画面の指示に従います。iPhoneの連絡先、写真、メッセージ、アプリのデータなどがそのままiPadに引き継がれます。
ただし、iPhone専用のアプリや一部の設定はiPadに移らないことがあります。また、iPadでは電話番号を使った通話ができないため、電話アプリのデータは移行対象外です。この点は事前に理解しておきましょう。
AndroidからiPadへ移行する場合
AndroidスマホからiPadへ乗り換える場合は、Apple公式の「Move to iOS」アプリを使います。Google Playからアプリをインストールし、新しいiPadのセットアップ中に「Androidからデータを移動」を選んで進めます。連絡先、写真、カレンダー、メールアカウントなどが移行できます。
ただし、AndroidのアプリそのものはiPadに移せません。同じサービスを使いたい場合は、App Storeで対応アプリを探して入れ直す必要があります。有料アプリを買い直すケースもあるので、事前に確認しておくと安心です。
パソコンのバックアップから復元する方法
iCloudではなく、パソコンにバックアップしてあるデータから復元したい場合は、次の手順になります。Macの場合はFinder、Windowsの場合はiTunes(またはApple Devicesアプリ)を使います。
- 新しいiPadをパソコンに接続します。
- パソコンの画面に「新しいiPadとして設定」か「バックアップから復元」の選択肢が出たら、「バックアップから復元」を選びます。
- 復元したいバックアップを選び、実行します。
この方法は、iCloudの容量を圧迫したくない人や、大量の写真・動画を移したい人に向いています。接続にはApple USB-C – Lightning ケーブルや、Apple USB-C – USB アダプタ
など、端末の端子に合ったケーブルやアダプタを用意しましょう。
移行方法の比較表
どの方法を選べばいいか迷ったときは、次の表を参考にしてください。
| 移行方法 | 向いているケース | 必要なもの | 所要時間の目安 |
|---|---|---|---|
| クイックスタート | iPad・iPhoneからiPadへ移行 | Wi-Fi、両端末の充電 | 30分〜数時間 |
| iCloudバックアップから復元 | ケーブルを使いたくない | Wi-Fi、iCloud容量 | 30分〜数時間 |
| パソコンから復元 | 大量の写真・動画を移す | パソコン、接続ケーブル | 1〜数時間 |
| Move to iOS | Androidから乗り換え | Android端末、Wi-Fi | 30分〜数時間 |
ケーブルやアダプタが手元にない人は、Anker USB-C & Lightning ケーブルやUGREEN USB-C アダプタ
などを事前に用意しておくと、いざというときに困りません。
データ移行でよくある注意点とトラブル
移行作業でありがちなつまずきをまとめました。事前に知っておけば、慌てずに対処できます。
ストレージ容量が足りない
新しいiPadの容量が古い端末より小さいと、すべてのデータを移せないことがあります。写真や動画を間引く、iCloud写真を最適化する、外付けストレージに退避するなどの対策を取りましょう。外付けを使うならSanDisk iXpand Flash DriveのようなiPad対応ドライブが便利です。
移行中にフリーズした
転送が止まったように見えても、実際にはバックグラウンドで進んでいることがあります。まずは10〜15分ほど待ってみてください。それでも動かない場合は、両端末を再起動して最初からやり直します。このとき、Anker PowerLine III USB-Cケーブルなど品質の安定したケーブルを使うと、接続不良を減らせます。
アプリのログインが引き継がれない
アプリ本体は移行できても、ログイン情報はセキュリティの関係で引き継がれないことがあります。とくに銀行系や決済系のアプリは、新しいiPadで再ログインが必要です。パスワード管理アプリやKeychron ワイヤレスキーボードのような入力しやすい周辺機器を用意しておくと、再設定がスムーズになります。
移行後にやっておきたい設定
データが移ったら、新しいiPadを快適に使うための設定を確認しましょう。画面の明るさやTrue Tone、通知、Face ID/Touch IDの再設定、Apple Payの再登録などを見直します。また、古いiPadは初期化して下取りに出すか、家族用として再利用するのもよいでしょう。
周辺機器を新調するなら、Apple Pencil (第2世代)やApple Magic Keyboard
、ESR iPad ケース
などを合わせてそろえると、新しいiPadでの作業環境がぐっと快適になります。画面保護のためにNIMASO ガラスフィルム iPad
を貼っておくのもおすすめです。
まとめ:新しいiPadのデータ移行は準備と方法選びで決まる
新しいiPadへのデータ移行は、移行元がiPad・iPhoneなのか、Androidなのか、あるいはパソコンのバックアップなのかによって最適な方法が変わります。もっとも手軽なのはクイックスタートですが、容量や環境によってはiCloud復元やパソコン復元のほうが向いていることもあります。
大切なのは、作業前にバックアップを取り、Wi-Fiと電源を確保し、Apple IDでログインできる状態にしておくことです。この3つを押さえておけば、ほとんどのトラブルは防げます。移行後は新しいiPadに合わせて周辺機器や設定を見直し、快適なiPadライフを始めてくださいね。

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